壁はオフィスの空間を縦方向に区切るもので、空間の構成で最も大きな面積を占めますので目に入ることが多く、オフィス環境に影響を与えることになります。壁を構成するものには元からある、躯体壁とゾーニングする際に施工する各種の間仕切りがあり、間仕切りには軽量鉄骨間仕切り(軽鉄間仕切り・造作壁)と既製品(スチール、アルミ)があります。軽鉄間仕切りは軽量鉄骨を支柱としてその上に合板やプラスターボードで壁をつくり、壁クロスや塗装を施して仕上げます。アルミパーテーションは本体のコストや解体・再組立てのフレキシビリティに優れているが防火、防音や美観に乏しい面があります。特に高層ビルでは使用できないケースがありますので注意が必要です(消防法に抵触します)。アルミに比較してスチールは高価ですが難燃防音性が高く美観が良いので多くのオフィスで使用されています。パネル内にグラスウールを充填することにより防音効果はさらにあがります。またパネル表面に塩ビシートなどを貼って高級感を演出することも可能ですから部屋の用途によってはレイアウトの際に計画してみるのもよいでしょう。また躯体壁にはクロスシートを貼って美観を良くするのと同時に吸音性を高め音の反響を抑えるとよいでしょう。

 

床工事

オフィスビルにおける床工事としてはフリーアクセスフロアがあります。複雑になる一方
の電源、情報通信、電話ケーブルの配線の自由度を高めるために床を二重にする必要が発
生した場合に行います。(新しいオフィスビルの場合は最初からフリーアクセスフロアにな
っているケースがほとんどです)一般オフィスにおいて床上げを行う場合は3〜15cm程度
が一般的で、支柱型と配線用の溝があるブロックタイル型の2タイプがあります。価格的
にはブロックタイル型のほうがコストパフォーマンスは良いのですが、いわゆる「置き敷
き」のため床の不陸(=凸凹 床は基本的にはフラットですが若干の傾斜や凸凹がありま
す)がフリーアクセスにした場合そのまま反映されてしまいます。また床仕上げには最近
のオフィスはタイルカーペットで仕上げるケースがほとんどですがこれは、足の疲れの軽
減や防音、保温効果に優れているためです。国内で生産されているタイルカーペットは一
般てきに50X50cmの大きさで施工性も良く汚れた場合でもその箇所だけ交換出来るので
使い勝手も良好です。したがってオフィスチェアのキャスターも大部分がカーペット用が
標準装備ですのでPタイル(プラスチックタイル)やフローリングの場合はキャスターの
交換の必要があります。