塩ビシート

壁(主にパーテーション)の表面仕上げで、高級感やデザイン性もたせたりする際に用いる素材に塩ビシートがありますが、各メーカーからダイノックシート、ベルビアン、リアテックなどの商品名で販売されています。塩ビシートには単色のものから木目や石目、メタリックなものまで様々な模様や柄があります。そのため比較的よく使用される素材ではありますが、量産品の壁紙などに比べると大変高価なため、使用場所など良く考えて使う必要があるかもしれません。施工の際には下地調整に、シーラーやプライマーなどの薬品を使うため匂いが発生しますので、強制換気をしたり工事日時をオフィスの休日にするなどの配慮が必要でしょう。

天井

天井の役割は上部の空間を仕切ることで、屋根もしくは直上階の床が当該階の天井となります。したがって本来はスラブ下が天井で、マンションなどに見られます。一般的なオフィスでは、空調、換気、配線などが通るためスラブ下に改めて天井を設けています。天井そのものには照明や空調噴出し、点検孔、防火などの設備がつくとともに、保温や吸音といった機能があります。天井は高いほど広々とした感じになりますが、高すぎてしまうと落ち着きがなくなったり空調や照明効率が低下します。現在では2,6m~2,8m暗いが標準です。

天井の種類 スラブ天井

天井にはいくつか種類があります。
スラブ天井は屋根もしくは直上階の床が直接に当該解の天井となることをいいます。スラブ天井は照明のみが設置され空調などその他の設備は別途に装備されます。仕上げの方法としては、モルタル、塗装、クロス貼りが一般的で、天井材に吸音材を採用しにくいため、音の反響がありますから、壁、床は十分な吸音の配慮が必要です。意匠的な面からスラブ天井に空調ダクトや各種配線を取り付けて見せる場合もありますが、一般的なオフィスにはあまり相応しくないでしょう。

天井の種類 吊り天井

吊り天井は一般的にオフィスに用いられる天井で、天井仕上げ材を貼るための枠組みをスラブから吊りボルトで吊り下げる方法です。天井の仕上げとしては下地ボードに塗装、クロス貼り、天井用吸音貼りボードなどがありますが、オフィスでの天井は吸音ボードが一般的です。吸音ボードは吸音効果の高いプラスターボードに孔や溝を設けて吸音面積を大きくしたものが用いられます。また、吊り天井をシステム化したものにシステム天井があありますが、これは照明、煙感知器、スプリンクラー、空調吹き出しなどの設備と天井支持材、仕上げ材をユニット化したもので、美観性に優れ、後期の短縮及び模様替えが容易に出来ます。ただし天井強度が乏しいのでパーテーションを取り付ける場合は十分な配慮が必要です。

アスベスト対策

以前の建物には、天井スラブに断熱、吸音、耐火材としてアスベスト(石綿)が塗布されていました。その繊維が飛散することにより人体に有害であるとして、1989年に大気汚染防止法の特定粉塵に指定されそれ以降は使用されなくなりました。それ以前の建物では、アスベストの影響を防止するために何らかの処理が必要です。飛散の防止策として
・アスベスト自体を除去して処理する。
・他の空間に飛散しないよう区画して囲い込む方法。
・アスベストに薬剤を散布して表層または全体を固定して封じ込む方法
などがあります。どちらにしても、オフィス物件を探す場合目に見えない部分ではありますが直接人体に影響することですから、必ず確認することをお勧めします。

窓廻り 横型ブラインド

の採光と遮光を調節するためにブラインドやカーテンを取り付けますが、オフィスにおいてはブラインドが多く採用されています。ブラインドには横型と縦型、またスクリーンを巻き上げる方式のロールブラインドがあります。横型ブラインドはスラットと呼ばれる羽根を昇降させたり、角度を変えて採光を調節します。スラットの巾は1.5,2.5、5cmが標準的でオフィスでは2.5、5cmがよく用いられます。

縦型ブラインド

縦型ブラインドは、横型ブラインドのスラット(羽根)に相当するルーバーを縦方向に吊り下げ、左右方向にルーバーを移動させて採光を調節します。採光の量はルーバーの角度を変えることで調節します。横型ブラインドとの相違点として、ブラインドを窓巾一杯に閉めないと効果が無い点です。ルーバーの巾は7.5、10cmが標準的です。ブラインドは横型、縦型を問わず使用しているうちにスラットやルーバーが折れ曲がってしまったり、列が乱れてしまうことがあります。またホコリがたまりやすいので、メンテナンス(クリーニングなど)を十分に行わないとオフィスのイメージが悪化しやすいので定期的にメンテナンスを行うことをお勧めします。

ロールブラインド

ロールブラインドは布製のスクリーンを巻き上げて昇降させます。横型ブラインドと同じような特性を持ちますが、角度を変えることが出来ないので遮光はスクリーンを下ろすことのみで行います。一般的にスクリーンは半透明で向こうが透けて見えることが多いようです。ロールブラインドは店舗や一般家庭で使用されるケースが多く、あまりオフィスで見かけることはありません。

 

カーテン

カーテンは開口部に吊り下げる幕のことで、オフィスの一般執務室で使用されることはほとんどありませんが、役員室や高級な会議室で使用されることがあります。その理由として、カーテンは基本的に布地であり、窓周りを装飾的に見せる要素があるため、落ち着いた雰囲気や高級感を演出することが出来ます。したがって使用場所を考慮して採用すると効果的に利用できます。開き方については片開き、両開きがありますが、一般的には両開きが多いようです。

遮光シート

隣のビルとの距離が非常に近く、仕事の機密性が失われたり、プライバシー侵害の恐れがある場合などは、窓に遮光シートを貼るなどの処置を行う必要が発生するかもしれません。その場合注意したいのは、電熱線などが内臓されたガラスの場合、遮光シートによって熱がこもり、内蔵された電熱線が膨張しガラスが破損する可能性があるということです。したがってどんなガラスにでもシートを貼ることが出来るわけではありませんので、専門家と良く相談して決めましょう。