事前の準備が大切です

賃貸借契約前には、企業の収益はもちろん、事業内容などを細かくチェックされますので、予め決算書を用意したり、事業計画書などを準備しておくことが大切です。社歴の浅い会社ですと、直近3期分の決算書が必要なこともあります。1期目や2期目の会社の場合は、収益性が不安定=テナントとしての信頼性が低いとみなされてしまうこともありますので、審査時に提出する書類は特に重要です。またその場合は、交渉を行う仲介会社のプレゼン能力も非常に重要です。

候補物件は複数用意する

入居審査では、当然ながら審査に落ちるケースもありますので、候補物件は1つではなく複数選んでおきましょう。審査期間も貸主によって色々です。場合によっては1ヶ月近くも待たされる場合もありますので、事務所探しは早め早目が肝心です。一般に貸主が大手の場合などは、審査期間も長く、審査も厳しい傾向にあります。ですが、逆に審査が厳しい貸事務所は選ばれた企業しか入居できない"ブランド"物件でもあります。そうした貸事務所に入居することで、顧客への信頼度や採用面での優位性という副産物が生まれますので、厳しい入居審査のある物件でも前向きにトライしてみましょう。

 

値引き交渉・長期間空室

・値引き交渉
すべての物件で出来るというわけではありませんが、値引交渉することは可能です。貸主側も貸すことを前提に値引交渉に応じています。基本的に仲介会社が貸主との交渉を代理でしますので、契約前に予め不動産会社に希望条件を伝えておくことが必要です。その際、入居審査とあわせて貸主側は審議をしますので、入居申込書と合わせて、できるだけ会社の業績や成長性などが分かり易く理解されるような書類を提出しておくとよいでしょう。
・長期間空室
どれくらい空室の物件なのか聞いてみましょう。貸主側も長期間空室で家賃収入がないより、少し安くても入居してもらいたいという意向があります。それとなく聞いてみるといいかもしれません。

同ビル内の複数のフロアに空室がある場合

貸事務所の空室が多い=家賃収入が少ない状態ですので、貸主側としては早く入居テナントを決めたいと思っています。たとえば、ビル内で3フロアが空室の場合、3フロアまとめて契約すれば価格交渉もしやすくなります。300坪の面積を必要な会社でも、1フロアで300坪でなくても、3フロアで300坪を借りられる物件にすれば坪単価はかなり抑えることができます。一般的に1フロアあたりの面積が広い物件になればなるほど坪単価も高くなる傾向にあります。同一フロアではなく複数フロアでも問題ない場合は、空室が多い物件を選ぶと価格交渉がしやすくなります。

借り手にとってデメリットがある場合

駅から遠い・ビルが古い・間取りが良くないなど、借り手にとってデメリットとなる要素がある場合、一般的にあまり人気がないため値引交渉しやすく、相談に応じてくれる貸主もいます。人気のない貸事務所はちょっと…とお思いになる方もいらっしゃると思いますが、あまり出入りのない会社であれば、必ずしも駅の近くにオフィスを借りる必要はありませんし、少し駅から離れていても、家賃が安く広々と快適に仕事ができるスペースのほうが職場環境としてはよい場合もあります。